長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
八十二文化財団では機関誌『地域文化』をはじめ、
県内の文化の調査研究の成果を報告書にまとめ発刊しております。
本誌は23年前に「海こそなけれ 信州と海」(53号・2000年)を特集した。「海こそなけれ」とは長野県歌「信濃の国」に歌われたの歌詞で、「長野県には海がないけれど」(不足するものはなにもない、と続く)という意味であることは言わずもがなである。本号では、古の信州人が抱いていた海への想いや人と海(湖、川、水)との関わりについて着目し、現代における海に対する価値観や次世代に伝えゆくものについて考察したい。