長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
八十二文化財団では機関誌『地域文化』をはじめ、
県内の文化の調査研究の成果を報告書にまとめ発刊しております。
長野県内では、県史や市町村史、区誌の編纂を通じて、地域の歩みが体系的に記録されてきた。一方で、個人の記録や災害の経験等、暮らしの中で継承されてきた文化は、必ずしも全てが残されてきているとはいえない。こうした記録は自然に残るものではない。文化とは人の営みの中にあるものであり、人々の記憶が記録として切り出されたとき、初めてアーカイブの対象となる。 記録の手段が広がり、資料や情報が増えた現在、何を残すかという判断はこれまで以上に問われている。長野県発足150周年を迎えるいま、地域での実践を手掛かりに次代に何を手渡すべきかを考える。