展覧会の詳細GALLERY
展覧会名 |
-天真爛漫な色彩画家- 小林 邦 展 |
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会期 | 2000年5月20日(土)~6月11日(日) ※会期中無休 |
場所 | 長野市岡田178-13 八十二別館1階 ギャラリー82 アクセス |
概要 |
穂高町に生まれ安曇野で一生を終えた洋画家・小林邦は、松本中学校(現松本深志高校)時代に画家を志し、川端学校に学びます。小杉未醒(のちの放庵)の指導を受け、帰郷後は宮坂勝に師事しました。作品は国展を中心に春陽会展や国画会展・新文展・日展に出品し、国画会展では1938年から3年連続で国画奨学賞を受賞、1946年第2回日展では特選を受賞しています。県内では中信展や県展で活躍し、信州美術会会長を二度つとめました。 画家として、自然や生き物に限りない愛情をそそぎ、「上手に描こうと思うな、自分自身に忠実であれ」が口ぐせでした。明るい色づかいと単純化された画面構成の中から天真爛漫な人柄が伝わってきます。 本展では長野県の美術史上に残された小林邦の崇高な精神性を、その作品やデッサンを通してたどりたいと思います。 こばやし くに 明治39(1906)年6月1日穂高町に生まれる。本名は邦報(くにつぐ)。旧制松本中学(現松本深志高校)に入学。中学3年の時、画家を志して上京、川 端画学校に学ぶ。国画奨学賞受賞、国画会同人、日展特選、信州美術会会長2回、松本市芸術文化功労者、長野県知事表彰芸術文化功労者。平成2(1990) 年2月1日逝去。享年83歳。 昼1956年 おんどり1974年 秋山(六百山)1977年 |