長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
『地域文化』は昭和62年3月から年4回発行しています。毎号、長野県に関係の深い人物・産業・自然などを特集で紹介しています。
「上医は国を医(いや)す」という言葉があります。中国の古代思想に由来し、優れた医者が社会全体、すなわち国や国民の健康を守るという考えです。背景には優れた医療が提供されることで国民の健康が向上し、それが経済や社会の発展につながるという考えがあります。医者は病気を治すだけでなく、健康教育や生活習慣の改善など、社会全体に関与することが期待されるのです。まさにこの言葉を体現した医師・若月俊一が、80年前に信州にやってきました。若月が体現した医療や与えた影響について考えます。
健康は平和の礎 若月俊一と佐久病院の歩み/夏川周介(佐久総合病院名誉院長)
医療は文化である/中村安秀(日本WHO協会理事長)
編集室取材 「夢は世界平和」研修医、福室自子さんの想い
医師の地理的偏在の現状と対策/中澤勇一(信州大学医学部地域医療推進学教室 信州医師確保総合支援センター 信州大学医学部分室 准教授)
対談 人生における出会いとは、奥が深いもの 佐藤泰吾(諏訪中央病院 総合診療科 院長)×鄭真徳(佐久総合病院副院長 診療部長 総合診療科副部長)
報告「地域の文化継承活動 助成事業」2024年度助成先一覧
巻頭 「諏訪湖畔での暮らし」/伊東豊雄(建築家)
日本画と私「制作の合間に、コーヒーブレイクを」/藤井聡子(日本画家)
ある日、信州の森にて「スズメが激減しているというけれど‥‥‥」/宮崎学(写真家)
未来への萌芽「故郷を知ってほしい」/井澤はずき(箕輪町郷土博物館 学芸員)
守りたい ふるさとの知恵と工夫の食文化「信州の大豆と麴の発酵食品 しょうゆ豆としょうゆの実」/中澤弥子(長野県立大学健康発達学部食健康学科教授)
『地域文化』は八十二文化財団友の会会員の皆さまに無料でお送りしています。
また、バックナンバーは1冊360円(税込・送料別)でお頒けしています。
『地域文化』専用ファイルを販売しております。
冊数 | 価格 |
---|---|
1冊 | 550円(税込) |
2冊 | 880円(税込) |
3冊 | 1100円(税込) |
4冊以上 | 1冊当たり330円(税込) |