機関誌『地域文化』PUBLISH
『地域文化』は昭和62年3月から年4回発行しています。毎号、長野県に関係の深い人物・産業・自然などを特集で紹介しています。
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No.146（2023秋）「八ヶ岳」
八ヶ岳は、約100万年前から約1万年前までの間に活発な活動を繰り返した火山が複合して生まれた。火山の多い日本でも、これだけの規模と長い活動期間を持つ火山は珍しい。有史以降噴火の記録がなく、火山であることを知らない人もいるだろう。八ヶ岳の山麓では旧石器時代以来人々が生を営み、縄文時代には特有の精神性を持った文化も栄えた。その精神や美しい自然は脈々と現代に受け継がれ、人々を魅了してやまない。本号では、人はなぜ八ヶ岳に魅了されるのか、その成り立ちや育まれた固有の風土、人々に与えてきた影響などを考える。
Index
巻頭言を読む (PDF)
【特集】
八ヶ岳の一生／内山高（山梨県富士山科学研究所専門員）
井戸尻文化の八ヶ岳／小松隆史 （井戸尻考古館 館長）
遠き日の耀きを皆の下へ／大竹幸恵 （黒耀石体験ミュージアム学芸員）
八ヶ岳と宇宙電波観測所／西村淳（国立天文台野辺山宇宙電波観測所特任准教授）
北八ヶ岳『苔の森』の誘い（白駒の池 佐久穂町・小海町・茅野市）
対談 八ヶ岳に続く道／西村豊（自然写真家）× 由井英（映画監督）
【連載】
巻頭 「『ずく』と『ものぐさ』」／小松和彦（国際日本文化研究センター名誉教授）
日本画と私「甲州街道を辿る旅」／藤井聡子（日本画家）
A Day in the Life「足元の秋」／砺波周平（写真家）
調査報告「富士山と八ヶ岳の背比べ－伝説と八ヶ岳火山の歴史－」
守りたい ふるさとの知恵と工夫の食文化「焼き餅」／中澤弥子（長野県立大学健康発達学部食健康学科教授）
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