機関誌『地域文化』PUBLISH

『地域文化』は昭和62年3月から年4回発行しています。毎号、長野県に関係の深い人物・産業・自然などを特集で紹介しています。

バックナンバー

No.144(2023春)「里芋」

里芋は、日本へは稲作以前に渡来した栽培作物と考えられています。食料のみならず伝統的な儀礼や薬用などに用いられ、江戸時代までは「イモ」と言えば里芋を指していました。今ではジャガイモやサツマイモのほうが生産量も多く親しまれていますが、信州でも三種の里芋が伝統野菜として選定され、食の文化財として大切に受け継がれています。本号では日本に古くからある里芋のルーツを探りながら、多様性に富み謎も多い里芋の世界をお伝えし、その重要性や種の多様性の保持、保全の必要性も考えます。

Index
巻頭言を読む (PDF)
【特集】

里芋は再評価されるべき栽培植物 / 小西達夫(一般財団法人進化生物学研究所)

信州の伝統野菜とサトイモ/松島憲一(信州大学学術研究院農学系教授)

「さといも善光寺」がつなぐ絆(長野市)

サトイモを探り、世界を識る Searching for taro,finding the world/Peter J. Matthews(国立民族学博物館教授)

里芋の不思議/高野宏平(長野県環境保全研究所研究員)
       Peter J. Matthews(国立民族学博物館教授)

対談 大地の恵み 里芋に感謝 / 横山タカ子 × 佐藤賢一

【連載】

巻頭 「わがマチの戸隠神社」/小松和彦(国際日本文化研究センター名誉教授)

日本画と私「創作のヒントはそこかしこに」/藤井聡子(日本画家)

未来への萌芽-「現代史資料」ってなんだろう?-/鈴木実(長野県立歴史館 専門主事・学芸員)

A Day in the Life「春の波紋」/砺波周平(写真家)

「地域の文化継承活動 助成事業」報告

ゆたかなる地域のことば-地貌季語を楽しむ-「御印文頂戴」/宮坂静生(俳人)

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