長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
『地域文化』は昭和62年3月から年4回発行しています。毎号、長野県に関係の深い人物・産業・自然などを特集で紹介しています。
無病息災や縁結びの神として親しまれている道祖神は、男女(神)の姿が彫られた双体道祖神がよく知られています。この像碑は松本平に濃密に分布していますが、江戸時代を通じて松本城下町に建立されなかったことは意外に知られていません。文化の境界ともいわれる梓川。その北に広がる安曇野一帯の道祖神御柱祭りも、地域特有の文化です。地域の中の祭りと行事や道祖神を中心とした人々の精神的な安穏、暮らしの中の素朴な祈りについて考えてみます。
松本城下町の道祖神信仰 木造祭祀から道祖神碑建立へ/窪田 雅之(重文馬場家住宅館長)
安曇野の道祖神御柱祭り/石田 益雄(日本石仏協会理事)
松本市芳川小屋の道祖神祭りと三九郎 (松本市芳川小屋)
地域の中の祭りと行事/菊池 健策(東京文化財研究所 客員研究員)
巻頭 200年前の仮想現実/保科 豊巳(東京藝術大学名誉教授)
日本画と私「戯れる動物、子供の心をも鷲掴み」/藤井 聡子(日本画家)
信濃幻風景「しもやけ」/小林 紀晴(写真家・東京工芸大学写真学科教授)
雪国のことばとくらし-ふるさとの「音」-「炉端の音ー囲炉裏を囲む暮らしー」前編
「地域の文化継承活動に関するアンケート」調査報告<第1回>
ゆたかなる地域のことば-地貌季語を楽しむ-「萬物作」/宮坂 静生(俳人)
『地域文化』は八十二文化財団友の会会員の皆さまに無料でお送りしています。
また、バックナンバーは1冊360円(税込・送料別)でお頒けしています。
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冊数 | 価格 |
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1冊 | 550円(税込) |
2冊 | 880円(税込) |
3冊 | 1100円(税込) |
4冊以上 | 1冊当たり330円(税込) |