大昔の人びとは、自分の物と他人の物とを交換して、欲しいものを手に入れていました。しかし、物々交換にはお互いの希望が容易に一致しないなどの難点がありました。
そこで
(1)誰もが欲しがるもの
(2)収集・分配できて、誰もが納得できる値打ちの大きさを表現できるもの
(3)持ち運びやすく、保存できるもの
これらの条件を持つ、布、穀物、砂金などの品物が交換の手段として使われるようになりました。これが物品貨幣といわれるものです。中国の殷・周の時代には、宝貝が物品貨幣として使用されていました。お金に関係のある漢字に貝のつくものが多いのはそのためです。
やがて物品貨幣のなかでは、金属(とくに金、銀、銅)が他の物に代わって広く用いられるようになりました。金属は貨幣として優れた性質をもっていたためです。
紀元前8世紀頃になると、中国では農具、刃物をかたどった布幣や刀幣などが造られるようになりました。
所在地 | 長野市岡田178-13 八十二別館1階 |
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開館時間 | 平日 9:30~18:00 土・日・祝日 10:00~17:00 |
休館日 | 月曜日・年末年始 ※ギャラリー82において展覧会を催していない土・日・祝日は休館となります。 |
入館料 | 無料 |
お問い合わせ | TEL.026-224-0511 または お問い合わせフォームより |