本講座は、八十二銀行の設立に尽力した飯島保作(号・花月)が収集した江戸文学、江戸庶民文化の特殊コレクションである「花月文庫」のデジタルアーカイブ事業に伴う特別講座で、与謝蕪村についても学ぶ機会になります。
〈講師からのメッセージ〉
蕪村は絵師として生き、俳諧もよくした画俳両道の文人です。その出発は、蕪村22歳の元文2(1737)年刊『卯月庭訓』に掲載される宰町号での自画自賛です。
同書は花月文庫に別の書名で襲蔵してきたので、今回、原書名に戻して、蕪村の画と句について解説し、併せて花月文庫が所蔵している絵俳書の絵解きも試みたいと思います。
午後1時35分~2時 5分 朗読 葉室麟『恋しぐれ』より
塩入 美雪
午後2時10分~3時30分 講演 上田「花月文庫」の蕪村
玉城 司(清泉女子大学人文科学研究所客員所員)
<講師プロフィール>
〇玉城 司
専門は日本近世文学(近世俳諧史)。清泉女子大学人文科学研究所客員所員。著書『蕪村句集』(角川ソフィア文庫)、『一茶句集』(同)、『NHKカルチャーラジオ 蕪村の四季』(NHK出版)。
共編著『元禄名家句集略注 上嶋鬼貫篇』、同『蝶夢全集 続』(和泉書院)。監修『加賀白山俳諧年譜誌』等
〇塩入美雪
長野市出身 現在フリーでラジオやCMナレーションなどを中心に活動中
SBCラジオ「武田徹のつれづれ散歩道」「ずくだせえぶりでぃ」CM「サンリン」「長野信用金庫」「JA長野県」他
*本講座は収録を行い、後日「長野県図書館協会HP」で配信します。
* 講座1「上田市生塚の生んだ 幕末の俳壇の巨匠・沢有節」は11月9日(土)午後1時30分より上田市立上田図書館で開催します。(申込不要)
お問い合わせ:長野県図書館協会(026-217-9201)
主 催/NPO長野県図書館等協働機構(長野県図書館協会)
共 催/公益財団法人 八十二文化財団 上田市立上田図書館
後 援/信濃毎日新聞社 株式会社 上田ケーブルビジョン
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