催しEVENT

催し名

「源氏物語」-千年を生き抜く魅力 四- 

日時9月10日(月)、10月15日(月) 、11月12日(月)午後2時~4時 〈全3回〉
会場八十二別館 4階 AV教室 (長野市)
講師

堀井正子(文学研究家)

定員100名
概要

 「日本紀の御局」とあだ名された紫式部。けれども式部は公的な歴史書より、物語でこそ、人間の美醜善悪とりまぜた真実や、生きるべき道をより深く描けると信じ、大河のごとき五十四帖の物語を書いていきました。

 四回シリーズも今回が最終回。物語も光源氏亡き後、薫と匂宮が中心となり、舞台も宇治を中心とした宇治十帖の巻々となります。

 政治も男女の愛も親子の情もと、さまざまに描いてきた物語は宇治十帖で、政治に翻弄された八の宮家や、認知されぬ子の悲しみを描くことになりました。

 ときには原文を朗読して紫式部の息づかいにふれ、ときには絵画に描かれた源氏物語の世界にもふれていきたいと思います。

 九月 光源氏亡き後の、新たなる物語を

 十月 異母妹・浮舟は父から認知されなかった

 十一月 記憶を失った浮舟

受講料会員1,500円、一般3,000円