長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-有形文化財 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 昭和 57/11/24 |
時代区分 | 室町時代 |
年代 | 室町時代 |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町古町776(願法寺) |
寸法・材質・形状 | 高さ65.3cm |
概要解説 | 願法寺の本尊像である。彫技は鑿さらいなどが優れ、衣文は稜を高く盛り上げない繊細な仕上がりである。面貌はやや厳しい表情であるが気品があり、着衣部には金彩により隙間なく微細な文様が描かれている。全体に気品に満ち、繊細な造形の美像であり、中央の仏所での作を思わせる。制作年代は室町時代後半と推定される。願法寺の寺伝によれば、本像は天明8年(1788)京都出開帳の際、たまたま御所で火災があり、内仏殿に安置されていた本像を願法寺住持が安全な場所に移安した功績により、願法寺に下賜されたものであるという。飯綱町内では類例のない優美な古像として貴重であり、出開帳を盛んに行なった願法寺の特色ある歴史を伝える資料としても重要である。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で10分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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