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史跡

武州加州道中堺碑 ブシュウカシュウドウチュウザカイヒ 1基

指定区分・種別町-指定-史跡
内容交通・通信施設
指定年月日昭和 45/12/06
時代区分江戸時代
年代江戸時代
作者 
所在地上水内郡飯綱町小玉395-6
寸法・材質・形状高さ160cm、石造
概要解説「武州加州道中堺」の文字が刻まれている道標である。小玉の北国街道に面して立ち、この地点が武州(武蔵国江戸)と加州(加賀国金沢)の中間である印として加賀藩前田家が建てたものと伝える。地元には加賀藩が参勤交代でこの碑の前を通過したとき、江戸屋敷と金沢城へ早飛脚を出して藩主の無事を知らせたという伝承がある。17世紀半ばの小玉村検地帳に付近の地名「立石」があることから、そのころまでに建っていたと推定されている。なお現在の場所へは平成11年(1999)に東方から約20m移設された。江戸時代の北国街道は太平洋側と日本海側のそれぞれ最大の都市江戸-金沢を結ぶ主幹線として重要な交通路であった。牟礼宿周辺は「江金の中道」などと呼ばれ、その中間地点としてよく知られていた。この道標は近世交通史の資料として貴重であるとともに、日本列島における飯綱町の地理的特色を端的に示す史跡として重要である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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