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有形文化財

北国街道牟礼宿文書 ホッコクカイドウムレジュクモンジョ 5点

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容書跡・典籍・古文書
指定年月日昭和 44/11/06
時代区分戦国時代
年代1583年(天正11)ー1611年(慶長16)
作者 
所在地上水内郡飯綱町牟礼1188-1(いいづな歴史ふれあい館)
寸法・材質・形状紙本墨書
概要解説牟礼神社と牟礼区の共有で伝来した古文書群である。近世宿駅制度の当時は北国街道牟礼宿の特権を証明する重要書類として大切にされてきた歴史を有している。とりわけ天正11年(1583)上杉景勝制札は、戦国大名武田氏滅亡のあと当地を治めた越後国上杉氏が、信越を往還する通路を制定した最初期の文書であり、わが国交通史上でも重要な文書の一つとされる。また17世紀初頭の4通の定書・条目からは、それぞれ森氏、松平氏の領政下で順次整備されてきた信越間通路が、やがて列島を縦貫する北国街道へと発展してゆく経過と、その基点として重要視された牟礼宿の位置づけを知ることができる。戦国時代から江戸時代初期に至る近世交通制度の展開を知る史料として、また北国街道と牟礼宿の成立を物語る史料として貴重である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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