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有形文化財

堀江物語絵巻 ホリエモノガタリエマキ 1巻

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容絵画
指定年月日令和 07/03/18
時代区分江戸時代
年代1624年-1644年(寛永年間)頃
作者岩佐 又兵衛勝以
所在地長野市松代町松代1015-1
寸法・材質・形状縦33.6cm、横1,343.8cm、紙本着色、巻子本
概要解説真田山長国寺に伝来する「堀江物語絵巻」は岩佐又兵衛勝以(1578~1650)、もしくはその工房の作である。古浄瑠璃を題材とした絵巻は複数伝来し、本絵巻はそのうちの「堀江物語」を詞書と絵により描いたものである。もとは一揃いであったが、現在は香雪美術館、京都国立博物館、個人などに分蔵されており、本絵巻も残欠本のひとつとして貴重である。「堀江物語」は下野の豪族である堀江三郎の子・太郎が、非業の死を遂げた両親の敵を討ち、家を再興するまでの物語で、本絵巻は物語のクライマックスにあたる末尾に該当する。金銀をふんだんにつかった極彩色で描かれ、驚異的な細密描写がひときわ目を引く。制作年については、諸説あるが寛永年間(1624~1644)を中心として前後10年程の間とされている。岩佐又兵衛筆による絵巻群のひとつとして貴重であり、美術品としての価値も高いものである。また、本絵巻はもともとは2巻であったものを平成9年(1997)に修復し、1巻(33.6cm×1,343.8cm)として表装し直したため、元箱と元表装の一部も共に伝来している。元箱蓋表には「普請絵軸之物」と墨書されており、本作品の伝来経緯を知る上で重要な資料である。
交通案内JR長野駅から松代行きバス約30分「松代駅」下車徒歩15分、上信越自動車道長野ICから約1.5km

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する文化財保護行政主管課へお問い合わせください。

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