長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-登録-有形文化財 |
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内容 | 民家建築 |
指定年月日 | 令和 6/03/25 |
時代区分 | 明治時代 |
年代 | 明治後期 |
作者 | |
所在地 | 松本市中央2-469-1 |
寸法・材質・形状 | 土蔵造 |
概要解説 | 伊原漆器専門店は、松本城下町の中町通りの中央に位置し、中町通りに南面している。現在の建物は土蔵造りで、外壁は黒漆喰の仕上げ、腰壁は海鼠壁。2階南側の窓及び北側外壁の開口部には、当初はブリキを張った防火戸が用いられており、現在も防火戸が残されている。また、南面屋根には特徴的な尖った海鼠と波型の漆喰の丁寧な細工が施されている。内部は1階が店舗、中2階、2階、中3階が物置となっており、小屋梁の一部は斜めに架けられている特徴がある。明治40年(1907)に当時飯田町(現在:飯田市)で漆器商・近江屋を営んでいた伊原五郎兵衛からのれん分けし、現店主の曽祖父にあたる佐々木小太郎が近江屋伊原支店として創業し、現在も漆器店を営んでいる。明治21年(1888)の大火以降に建てられた、耐火を意識した特徴がよくあらわれた中町を代表する建物で、当時の姿がよく残されており、まちなみの歴史的景観に寄与している。 |
交通案内 | JR篠ノ井線松本駅お城口から徒歩約15分、長野自動車道松本ICから車で約20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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