長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 町-指定-無形民俗文化財 |
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内容 | 芸能(無形民俗) |
指定年月日 | 令和 5/06/27 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸時代 |
作者 | |
所在地 | |
寸法・材質・形状 | |
概要解説 | 「追分節」は、江戸時代に軽井沢宿・沓掛宿・追分宿の3宿を往来した馬子たちの仕事唄として誕生し、軽井沢3宿の旅籠内で飯盛女らにより三味線や太鼓、踊りが付き、酒宴の席の座敷唄として唄われるようになった。その後、街道や海を渡って各地に伝わり、「越後追分」・「本荘追分」・「江差追分」・「松前追分」などが誕生。これらは軽井沢で唄われた追分節が発祥と言われている。「追分馬子唄」は、油屋主人であった小川誠一郎氏が油屋で奉公していた飯盛女 おのぶ(幕末-大正12年(1923))から直伝された唄を伝承しており、馬鈴・馬の蹄音に合わせて独唱する。「信濃追分」は、座敷唄調のもので、三味線伴奏や囃子が付き、より華やかに唄われる。現在、追分節保存会で唄われている「信濃追分」は、油屋で伝承されてきた唄を小川誠一郎夫人のよし氏(明治35年(1902)-昭和40年(1965))が、現保存会の会長 久能カヨ子氏に伝授したものである。軽井沢が宿場町として繁栄した江戸時代から数百年にわたり、口承により伝えられてきた軽井沢の伝統民謡であり、歴史的な背景を伝える軽井沢を象徴する貴重な無形文化遺産である。 |
交通案内 |
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