長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 建造物その他 |
指定年月日 | 令和 5/12/25 |
時代区分 | 昭和時代 |
年代 | 1930年(昭和5) |
作者 | |
所在地 | 東御市本海野1056 |
寸法・材質・形状 | 木造平屋建、小屋組、胴板葺、RC造(地下室あり) 平屋部分-間口3.634m、奥行6.985m 地下室入口-間口1.045m、奥行2.390m 地下室-間口5.760m、奥行8.170m |
概要解説 | 幕末から明治時代にかけて本海野地域では養蚕・蚕種業が盛んに行われ、矢島家でも蚕室を2棟建設し養蚕を行っていた。当時の蚕種は、風穴などを利用したある種自然の力に頼っての産業であったが、矢島家では自宅内に冷蔵庫を建設し、蚕種の保管をすることを計画して、県内外においても類例のない冷蔵庫を活用した養蚕・蚕種業に取り組んだ。1階屋根はトタン葺きを二重にして、空間に籾殻を大量に入れ、一部の外壁もRC構造にすることにより断熱を図った。1階床もトタンを貼るだけの簡単な構造として、地下の冷気を1階にも取り込み、桑の保管に使用したと考えられる。地下はRC構造で一部二重の壁で断熱を図り、氷を保管する部屋には棚が作られている。重要伝統的建造物群保存地区特定物件 |
交通案内 | しなの鉄道田中駅から徒歩約15分、上信越自動車道東部湯の丸ICより車で約15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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