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重要文化財

軽井沢夏の家(旧アントニン・レーモンド軽井沢別邸) カルイザワナツノイエ キュウアントニン レーモンドカルイザワベッテイ 1棟

指定区分・種別国-指定-重要文化財
内容洋風建築
指定年月日令和 5/09/25
時代区分昭和時代
年代1933年(昭和8)/1986年(昭和61)移築
作者アントニン・レーモンド
所在地北佐久郡軽井沢町大字長倉字古川228- 1
寸法・材質・形状木造、建築面積612.98平方メートル、一部2階建、銅板葺
概要解説軽井沢に位置する昭和8(1933年)建築の建築家アントニン・レーモンドの別荘兼事務所。元は西方およそ3kmの南ヶ丘に所在したが、昭和61年(1986)に現在地に移築された。アントニン・レーモンドは、大正8年(1919)帝国ホテル建設のためにフランク・ロイド・ライトとともに来日し、同年独立、翌年レーモンド建築事務所を開設した。軽井沢では避暑のため昭和初期より愛宕山に別荘を構えていたが、昭和8年(1933)、自らの設計で南ヶ丘の池の畔の傾斜地に建築し、自身の別荘と所員の事務所を兼ねた建物として使用した。バタフライ屋根とスロープ、吹抜を用いて、立体的で動きのある空間を創出し、丸太による木造軸組構造、芯外しの引戸などを駆使して軽快さと開放性を実現した。モダニズム建築を日本の伝統技法を用いて実現した先駆的な事例であり、後の我が国の木造のモダニズム建築に大きく影響を与えたものとして歴史的価値が高い。
交通案内JR・しなの鉄道軽井沢駅、しなの鉄道中軽井沢駅から車で約10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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