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有形文化財

木曽谷模型 キソダニモケイ 1基

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容歴史資料
指定年月日令和 5/01/19
時代区分明治時代
年代1880年(明治13)
作者児野 嘉左衛門
所在地木曽郡木曽町福島5471-1 旧帝室林野局木曽支局庁舎(御料館)
寸法・材質・形状面積約8.7平方メートル、木曽ヒノキ製、ジオラマ(立体模型)
概要解説明治14年(1881)3月から東京上野で開催された「第2回内国勧業博覧会」に出品するため、内務省山林局木曽出張所が主体となり、福島村の児野嘉左衛門に発注して作らせた木製のジオラマ(立体模型)である。第2回内国勧業博覧会への正式な出品要請が発出されたのは、明治12年(1879)12月24日。明治13年に入り、本格的に模型の木枠・骨格材の木取と彫刻、組み立て等が行われた。同年6月30日には、嘉左衛門に対し彫刻費として350円が支払われているため、13年の上半期でおよその彫刻作業が終了していたものと推定される。縮尺は、水平方向が約1/15,000、垂直方向が約1/5,000。木曽谷北部が実際よりも狭く、南西部が広めに作られている。こうした特徴は、尾張藩と山村代官家による木曽山支配の過程で調製された地図についても同様の傾向が認められる。
交通案内JR中央線木曽福島駅から車で約3分、長野自動車道塩尻ICから車で約50分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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