長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 県-指定-県宝 |
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内容 | 民家建築 |
指定年月日 | 令和 5/03/16 |
時代区分 | 時代区分不明 |
年代 | 中世-近代 |
作者 | |
所在地 | 駒ヶ根市赤穂7951-1 |
寸法・材質・形状 | 敷地面積約1,800坪、建築面積131.5坪、正面桁行8間半、背面桁行9間半、南側梁行10間、北側桁行9間半、木造真壁造、本棟造、主屋-トタン葺・切妻造妻入 |
概要解説 | 小町谷家住宅は中世の館の名残を見せる屋敷構えを特徴とする。主屋を表門、土蔵、塀、土塁、北門が取り囲み、主屋中心に数々の付属建物が配され、建造物は良好に保存されている。北門の外側には、活断層でできた斜面が土塁と上穂沢川に囲まれ、墓所と供養塔群がある。石造物は秀逸で、地域をけん引してきた小町谷家の歴史が刻まれる。敷地全体は広大で、西側と北側に育成した屋敷林により遠くからこの一画が森に見える。主屋は切妻造妻入で、正面には規模雄大な入母屋造の式台玄関を設け、格式の高さを表す豪壮な本棟造である。前身の建物が発展的に変容して本棟造の形態に到達したことが判明している。県内の民家形式の系譜や変遷を知るうえで貴重な建築遺構である。 |
交通案内 | JR飯田線小町屋駅、JR飯田線伊那福岡駅から車で4分、中央道駒ヶ根ICから車で8分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。