長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 国-登録-登録有形文化財 |
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内容 | 登録・官公庁舎 |
指定年月日 | 令和 4/10/31 |
時代区分 | 昭和時代 |
年代 | 1932年(昭和7)/1948年(昭和23)増築 |
作者 | |
所在地 | 上伊那郡辰野町大字小野956 |
寸法・材質・形状 | 建築面積134平方メートル、木造平屋建、鉄板葺、寄棟造 |
概要解説 | 伊那街道沿いの小野宿に所在する旧郵便局である。局舎は、敷地西側の国道153号線に西面して建つ。以前は北側に隣接する旧小野家住宅で郵便業務を行っていたが、手狭となったため現在の位置に新築移転した。局舎は昭和60年まで郵便局として使用され、その後郵便局の倉庫として使われていたが、近年は空き家状態であった。令和3年には内部の整理が行われ、現在は不定期であるものの、郵便局に関する資料が展示されている。建物は、木造平屋建て、寄棟造、妻入、鉄板葺である。また、明治後期以降の小規模な公共建築にみられる箱型の下見張り洋風建築で正面入り口上部に切妻破風の庇をつけている点と、背の高い上げ下げ窓を設けている点が特徴的である。建物内は、西半を窓口事務室とし、東半を中廊下の北と南にそれぞれ2室並べ、南西には床付座敷を配している。また、営業時のカウンターなどが内部に残っており、宿場の近代化を伝える貴重な局舎となっている。 |
交通案内 | JR中央本線小野駅から車で2分、中央自動車道伊那北ICから車で35分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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