長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 国-登録-登録有形文化財 |
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内容 | 登録・産業一次(農業・牧畜業・林業・水産業) |
指定年月日 | 令和 4/06/29 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸時代末期ー明治中期、1982年(昭和57)改修 |
作者 | |
所在地 | 小諸市与良町2―2637 |
寸法・材質・形状 | 建築面積66.1平方メートル、木造2階建、切妻造、桟瓦葺 |
概要解説 | 与良町郷蔵は小諸市与良町 長勝寺境内に所在する土蔵造2階建、瓦葺の建造物である。屋根は置屋根(鞘組)形式で昭和57年(1982)に葺き替えられている。また、同時期に1階東側を集会所とするため改修し、さらに正面に梁行1間、桁行4間の増築部分と便所等が増築されている。与良区が所有し、地元区住民により維持されている。国史大辞典によれば郷蔵とは、「江戸時代の農村において、(一)年貢米の保管、(二)凶作に備えての貯穀・救恤用に設けられた倉庫」と記述されている。与良町郷蔵は小諸市内に残る唯一の郷蔵であり、また、県内に残る数少ない郷蔵の中でも規模が大きく、豪壮である。飢饉が相次いだ江戸時代後期以降、幕府及び小諸藩が打ち出した貯穀・救恤等の諸政策を支えた非常に重要な蔵であり、文化財的価値が高い。 |
交通案内 | しなの鉄道小諸駅から車で10分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。