長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 国-登録-登録有形文化財 |
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内容 | 洋風建築 |
指定年月日 | 令和 4/10/14 |
時代区分 | 昭和時代 |
年代 | 1936年(昭和11) |
作者 | 鍛治倉 清次郎 |
所在地 | 松本市北深志1-319-1 |
寸法・材質・形状 | 建築面積32平方メートル、木造平屋建、桟瓦葺 |
概要解説 | 旧小穴家住宅の建つ場所は、松本城の北側、維新後に江戸詰め藩士の帰郷に伴いその屋敷地として拓かれていった場所である。昭和初期に宅地化が進み、商家の別邸や文化人の住まいが多い地域となり、現在は落ち着いたたたずまいの住宅地である。旧小穴家住宅離れは、主屋の東南側、敷地の奥に建てられている。2代目の所有者である小穴喜一氏の家族の療養のために建てられたもので、療養室と介護人の居室とトイレがあった。その後、3代目の所有者である猿田氏が貸家とし、信州大学の学生やスズキメソード(鈴木鎮一が創設した音楽教室)の留学生家族などが住んだ。小屋裏の梁の墨書には施主が小穴喜一氏、大工棟梁が鍛治倉清次郎と書かれており、鍛治倉清次郎は松本平の大工であることが判っている。昭和11年に建築された。木造平屋建て、東西に妻面を持つ切妻の和瓦葺きで、増築部分の鉄板葺きの下屋根が取り付く。外壁は主屋に合わせた意匠になっており、下見板張りと妻壁の漆喰塗りを基本としているが、東面の増築部分はサイディング張りとなっている。 |
交通案内 | JR篠ノ井線松本駅から徒歩25分、長野自動車道松本ICから車で15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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