長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 国-登録-登録有形文化財 |
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内容 | 洋風建築 |
指定年月日 | 令和 4/10/14 |
時代区分 | 大正時代 |
年代 | 大正後期 |
作者 | |
所在地 | 松本市北深志1-319-1 |
寸法・材質・形状 | 建築面積154平方メートル、木造平屋建、桟瓦葺 |
概要解説 | 旧小穴家住宅の建つ場所は、松本城の北側、維新後に江戸詰め藩士の帰郷に伴いその屋敷地として拓かれていった場所である。昭和初期に宅地化が進み、商家の別邸や文化人の住まいが多い地域となり、現在は落ち着いたたたずまいの住宅地である。木造平屋建て、西に妻面を持つ切妻に直行する切妻が合わさった和瓦葺きで、外壁は下部を下見板張り、上部を白漆喰仕上げとしている。大正9年以前に建築された。妻壁上部に小窓が付くが、小屋裏の明かり取りで2階は存在しない。特徴的なのは玄関周りで、あめりか屋が明治42年に輸入した住宅のうちの一棟によく似たポーチ・外観を持つ。ポーチに面した壁に波間に浮かぶヨットをデザインしたステンドグラスの窓があり、右手の玄関ドアは内開きである。玄関西面に結霜硝子の格子窓があり、その右手(南)が応接間の三角出窓になっている。玄関から応接間周りまでの木部塗装は薄い水色のオイルペイントで、上部の白漆喰のと取合わせが上品な印象を与える。 |
交通案内 | JR篠ノ井線松本駅から徒歩25分、長野自動車道松本ICから車で15分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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