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登録有形文化財

牛伏川第二号堰堤 ウシブセガワダイニゴウエンテイ 1基

指定区分・種別国-登録-登録有形文化財
内容登録・治山治水
指定年月日令和 3/10/14
時代区分明治時代
年代1886年(明治19)
作者
所在地松本市大字内田字内田山
寸法・材質・形状空石積堰堤、堤長25m、堤高6.5m
概要解説内務省二号堰堤は、合清水沢合流点の本流に設けられており、高さ(下流の河床から水通し頂部まで)6.5m、下流勾配は1:1.31、堤長は24.5m以上、水通し幅が15.7mと内務省二号堰堤で最大規模である。 この二号堰堤の最大の特徴は、水通し部が幅約3.5mは認められるが、下流の法面から曲線的に施工されていること、水通し部と接する袖部も同調的な曲線形状をなしている。石の大きさは、30-80cmであるが、全体としては内務省堰堤の中では径が小さい。見逃せない点として、堰堤下流の河積の狭小部に人工的な巨石積みがあり、下流の河床低下を防ぎ、結果的に二号堰堤の安定性を高めている。 以上のように、二号堰堤は、石積みの安定性、下流の工夫、水通しの曲線的な形状など内務省堰堤の中でも際だった特徴を有している。
交通案内JR篠ノ井線松本駅から車で30分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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