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有形文化財

有明山社 姿入り銘々額等 アリアケサンシャスガタイリメイメイガクトウ 22点

指定区分・種別村-指定-有形文化財
内容登録・絵画
指定年月日令和 2/12/24
時代区分明治時代
年代明治時代
作者不明
所在地北安曇郡松川村3376
寸法・材質・形状縦42cm、横64cm ほか
概要解説有明山社神楽殿には、数枚の句額が奉納されている。 願主三人の大額(おおがく)も含め22枚の「姿入(すがたいり)銘々(めいめい)額(がく)」である。絵に現れた風俗や句中の言葉等から、成立は明治中期頃と推測される。 この当時、北安曇の各地で銘々額を奉納することが流行し、方々の神社に奉納されている。寺子屋の師匠らを中心に村人が俳句をひねり、秀逸な一句を選び添えて、絵師に自分の姿を描いてもらい、奉納したものと考えられる。 有明山社の場合、池田から参加した某(氏名不詳)をのぞき、皆、今日の松川村の範囲内の人々である。句は、願主「地」の句などに見えるように、達者な人が多いと言えよう。日頃から句会のような勉強会を持っていたと想像される。明治の頃のものなので、祭礼などで神楽殿が使われ、褪色や傷みが進んで次第に忘れられていったものと思われる。まとまって残っていることもあり、当時の村人の生活事情も知れるので、村指定文化財として保存。
交通案内JR大糸線信濃松川駅から車で約10分、長野自動車道安曇野ICから車で約30分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。