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有形文化財

満願寺の古文書 マンガンジノコモンジョ 22点

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容美術工芸品その他
指定年月日令和 2/08/25
時代区分安土桃山時代
年代1556年(弘治2)~1867年(慶応3)
作者
所在地安曇野市堀金烏川2753-1(安曇野市文書館)
寸法・材質・形状28.0cm×20.0cm~54.9cm×67.5cm 竪紙、折紙、竪帳
概要解説「満願寺の古文書」は、栗尾山満願寺(安曇野市穂高牧)に伝わる戦国時代から江戸時代にかけての古文書群である。 最古の文書は弘治2年(1556)付の勧進状で、境内の有様や本尊の千手観音の利益を説き、焼失した伽藍を再興するための資金や資材を募る趣旨が記されている。天正10年(1582)以降は、歴代の松本城主から寺領安堵等の庇護を受けた。それらの文書の中でも松本城主の家臣であり、安曇郡南部に勢力を張った細萱氏が発給した文書は、当時の在地領主の姿を知る上でも特に貴重である。 これら土地の権利関係を示す文書や、宗教的な性格を持った史料からは、寺院を中心に広がっていた宗教的空間が俯瞰できる。 また江戸時代の文書からは、幕閣や門跡寺院等、権力や権威を持つ者とのつながりも認められる。 本史料群は、寺院の立場から安曇郡の中近世史を多面的に研究できる有益な史料群であり、学術上の価値は極めて高い。
交通案内長野自動車道安曇野ICから車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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