長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-名勝 |
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内容 | 公園、庭園 |
指定年月日 | 平成 31/04/08 |
時代区分 | 時代区分なし |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 小諸市丁311ほか |
寸法・材質・形状 | |
概要解説 | 小諸城址懐古園は、戦国期から続く小諸城の跡地に築かれた史跡公園である。小諸市の中部地区、丁地籍に所在、標高663m(本丸付近)を計る。市域の中央を北西、長野方面に流下する千曲川を西の崖下に見下ろし、北東に浅間山を望む風光明媚な公園で、園内には「田切地形」という小諸市特有の地形が発達しており、その地形を巧みに利用する近世城郭小諸城時代の曲輪、空堀、石垣が非常に良く残っている。これら小諸市特有の特徴的な地形、千曲川や浅間山といった自然景観、小諸城址の縄張遺構や構造物が懐古園の魅力であり、その歴史的風致に感嘆した明治の文豪、島崎藤村は懐古園の情感を「千曲川旅情の歌」や「千曲川のスケッチ」といった作品にあらわしている。藤村の作品は簡素ながら非常に情緒深く、多くの人々を魅了し、これらの作品から、舞台となった小諸のまちや懐古園の名前が全国的に知られるようになっていった。そして、今や小諸と言えば懐古園、懐古園と言えば島崎藤村といったイメージが定着し、小諸の代名詞といえる史跡公園として存在している。 |
交通案内 | しなの鉄道小諸駅から徒歩3分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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