長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 洋風建築 |
指定年月日 | 令和 2/03/06 |
時代区分 | 大正時代 |
年代 | 1917年(大正6) |
作者 | 長野県技師川辺幾太郎設計、宮本長作建築請負 |
所在地 | 須坂市須坂812-2 |
寸法・材質・形状 | 木造2階建、桟瓦葺、寄棟造一部切妻破風(ペディメント)付、 建築面積411.5平方メートル、延床面積760.2平方メートル(1階411.5平方メートル、2階348.7平方メートル) |
概要解説 | 大正6年(1917)に上高井郡役所庁舎として建築され、同15年(1926)の上高井郡役所廃止後も、上高井地方事務所(昭和17年(1942)~同61年(1986))、長野保健所須坂支所(昭和61年(1986)~平成17年(2005))など事務所・出張所として使用された。木造2階建の建物で、L型の平面を持ち、屋根は桟瓦葺き寄棟造で2階の屋根に切妻破風(ペディメント)をつける。外壁はドイツ下見板張り。正面に木造平屋露台付の玄関車寄せがある。本格的な木造洋風建築様式で建てられており、特に正面の左右両端の壁面をわずか前方に突き出し、正面中央にペディメントをつける手法は、大正前期の公共建築にしばしば用いられたバロック様式の特徴を示しており、内外の建築デザインも格調高い。また、現在長野県内に残る唯一の郡役所の建物であり、貴重な建物である。平成18年(2006)に須坂市に譲渡され修復工事を行い、現在は市民活動と交流の場、歴史的文書等の調査研究・収集保存を行う文書館として活用されている。 |
交通案内 | 長野電鉄須坂駅から徒歩15分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で10分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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