長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-天然記念物 |
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内容 | 植物 |
指定年月日 | 平成 30/08/21 |
時代区分 | 時代区分なし |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 松本市浅間温泉3-641-21ほか4筆 |
寸法・材質・形状 | 根囲(最大)2.67m |
概要解説 | サルスベリは中国南部の原産だが、江戸時代初期には日本に広く流通していたと考えられる。枇杷の湯は江戸時代初期から松本城主が利用した御殿の湯として知られ、その敷地を囲むようにしてサルスベリが8個体植栽されている。最大個体は、御殿湯跡前にある根元周2.67メートルの株立ち個体である。このほかにも、根元周2メートルを超える個体が大浴場の南と中庭にあり、夏になると建物を取り囲むようにして開花する。その樹齢は8個体中最も細い根元周78センチメートルの個体でも120年以上、最大個体では250年以上と推定される。温暖地に自生するサルスベリが100年以上にわたって寒冷地域である松本市で生育していること、また全国的にも稀な根元周2メートルを超える個体が複数健全に生育していることは、極めて貴重である。江戸時代から続く温泉を囲むように植栽され、現在まで美しい花を咲かせているサルスベリ群は、温泉地の歴史に迫る貴重な財産といえる。樹齢推定120-250年以上。 |
交通案内 | JR松本駅から車で20分、長野自動車道松本ICから車で25分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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