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有形文化財

小林一茶の久保田春耕宛書簡「廿二日御書拝見…」 コバヤシイッサノクボタシュンコウアテショカン ニジュウニニチゴショハイケン… 1点

指定区分・種別村-指定-有形文化財
内容歴史資料
指定年月日平成 31/03/22
時代区分江戸時代
年代1822年(文政5)
作者小林 一茶
所在地上高井郡高山村高井5161-1(一茶ゆかりの里一茶館)
寸法・材質・形状縦13.5cm、横70cm、紙本
概要解説小林一茶が久保田春耕に宛てた書簡。雨により洪水となり湯田中へと向かっていたが川を渡れずに六川に引き返したことが書かれており、その後に「洪水」の前書きの俳句「鳴きながら虫の流るる浮木哉」と「いつく嶋」の前書きの3句が書かれている。『文政句帖』によれば8月29日の頃には“三好入”とあることから、この手紙は善光寺の上原文路(屋号三好屋)宅から出されたものであると考えられる。久保田家との交流や一茶の動向、周辺の洪水の状況についても知ることのできる貴重な資料である。紫の久保田家が所有していたが、平成26年(2014)6月15日に高山村に寄贈され、現在は一茶ゆかりの里一茶館に保管されている。一茶の真筆の短冊・扇面・書簡・歌仙等、全11点の貴重な資料が一面に貼られている「貼り交ぜ額」の内の書簡。
交通案内長野電鉄須坂駅山田温泉行バス「紫」下車徒歩5分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で15分・小布施スマートICから車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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