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無形民俗文化財

大宮五十鈴神社三国一煙火 オオミヤイスズジンジャサンゴクイチエンカ 

指定区分・種別市-指定-無形民俗文化財
内容信仰(無形民俗)
指定年月日平成 29/07/25
時代区分明治時代
年代1908年(明治41)
作者
所在地駒ヶ根市赤穂2827
寸法・材質・形状
概要解説毎年9月秋分の日に開催。『大宮五十鈴神社』(平成10年7月28日発行)によると、県下で神社の祭りに三国花火を奉納するのは南信地区に限られていて、大宮五十鈴神社が北限といわれている。この花火を五十鈴神社では「三国一」と呼んでいる。三国とは、日本、唐(中国)、天竺(インド)を指し、世界一の意味に用いられる。筒は初三国一、大三国一、と2本用意される。宵祭りの早朝、三国隊は、5時間かけて諸準備を行う。夜、打ち上げ時間が迫ると、境内から競い隊に伝令が走る。準備が成るとすべての灯火が消され、神代の昔に帰る。前段の「小三国」点火後、時を見計って綱火が飛び「大三国一」に点火される。白い御幣が炎に舞い上がる。筒先から火流を噴き上げ、滝しぶきとなって広がる。火流が春夏秋冬を表現し、4段に彩りが変化してゆく。競い隊は、粋な腹掛け姿で、あらわな肩に、背にきらめく火花を浴びている。火祭りの名にふさわしい「大三国一」である。
交通案内中央自動車道駒ヶ根ICから車で約5分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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