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有形文化財

光前寺三陀羅尼塔 コウゼンジサンダラニトウ 1基

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容彫刻
指定年月日平成 29/07/25
時代区分江戸時代
年代1811年(文化8)
作者守屋 貞治
所在地駒ヶ根市赤穂29
寸法・材質・形状像高580cm、花崗岩、三重塔
概要解説本堂前の右側に、高遠石工である守屋貞治が彫造した「三陀羅尼塔」が優美な姿で建っている。享和3年(1803)に本堂をはじめ三重塔などの主要伽藍を焼失した為、文化元年(1804)より再建にとりかかり、成就したのが文化7年(1810)であった。再建復興事業の完了を記念して、山主寂応が文化8年(1811)に建立したのがこの石塔である。花崗岩からなる三重塔で、4面に四天王がある。座右の銘文は、寂応和尚によるもので、再建の経過を詳細に記した光前寺の歴史を伝える貴重な文化財である。守屋貞治の石仏彫造の中でも、石塔の彫刻はこの三陀羅尼塔以外にはなく、彫技の素晴らしさから、南信の貞治仏の中でも傑作のひとつである。
交通案内中央自動車道駒ヶ根ICから車で約5分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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