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有形文化財

苔翁寺仁王像 タイオウジニオウゾウ 2躯

指定区分・種別町-指定-有形文化財
内容彫刻
指定年月日平成 29/11/02
時代区分江戸時代
年代1814年(文化11)
作者
所在地上水内郡飯綱町芋川397
寸法・材質・形状阿形像 総高276.3cm、吽形像 総高282.4cm、木造
概要解説阿・吽一対の仁王像で、同寺では執金剛神両尊とも称した。寄木造、玉眼で、用材にはサワグルミが使われている。令和元年(2019)に山門とあわせて修復を実施した。背部と首ほぞの銘文によると文化11年(1814)9月苔翁寺十六世活鱗の代に当所芋川村御所ノ入の佐之右衛門・半次郎が願主となり、苔翁寺惣檀中ならびに芋川惣郷中の寄進による造像である。制作者は善光寺町後町の仏師村上刑部である。町内唯一の近世にさかのぼる仁王像であり、年代、願主、寄進者、仏師などの銘文が備わっていて資料価値が高い。また善光寺門前町を在所とする地方仏師の作例としても貴重である。なお仁王像の遷座供養に関わる高札1点も史料価値が高いため附属指定とした。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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