長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 寺院建築 |
指定年月日 | 平成 30/03/09 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 江戸後期 |
作者 | |
所在地 | 長野市戸隠栃原6960 |
寸法・材質・形状 | 間口3間、奥行2間、木造、懸造、入母屋造、妻入 |
概要解説 | 田頭巌窟観音堂の縁起は古く、安和2年(969)平維茂の鬼女紅葉討伐の伝説まで遡ると言われている。現在の建物の建築年代は、拝殿内の板壁に「文政8年(1825)」の墨書があることや、材の風蝕具合などから江戸時代後期と推定されている。拝殿は入母屋造で、間口3間、奥行2間の規模である。建物の構造は、傾斜面及び岩窟という立地条件に対し、曲がった水平材を巧みに組み合わせ、その上に垂直材を立てることで床を支えている懸造(懸崖造)であるが、一般的な懸造にみられる長い柱によって支えられてはおらず、その特徴的な架構は大変貴重なものである。 |
交通案内 | 上信越自動車道長野ICから車で50分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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