長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 神社建築 |
指定年月日 | 平成 28/06/01 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1817年(文化14) |
作者 | 立川 富昌 |
所在地 | 塩尻市宗賀1003-1 |
寸法・材質・形状 | 幅2.79m、奥行2.71m、木造、一間社流造、銅板葺 |
概要解説 | 一間社流造、銅板葺で、梁間1間の本屋を丸柱、庇を几帳面取角柱、本屋の側背面3方を横板壁、前面を粗い格子戸嵌殺とし、内側に控えて小脇壁の付いた桟唐戸両開の仕切りを設け、平面を前後に分ける。小脇壁には鯉の滝登りの彫刻を填める。三方縁と木階5段、浜床を備え、縁には擬宝珠高欄を立て、後方は脇障子の仕舞とする。脇障子には北方に牡丹に唐獅子、南方に竹に虎の彫刻を填め込む。江戸時代後期の名工と謳われた立川流2代富昌の作品で、歴代地区住民の適切な管理もあり、保存状態が良好で、時代や流派の特徴を非常によく伝え、200年後の現在でも技の冴えが充分に感じられる。辰野町矢彦神社神楽殿や諏訪大社下社秋宮神楽殿のような大作も手掛けた立川富昌であるが、小規模な本殿としては一種の標準作ともいえ、この時代の神社建築の動向を知る上でなくてはならないものである。 |
交通案内 | JR篠ノ井線塩尻駅から車で5分、長野自動車道塩尻ICから車で20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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