信州の文化財を探すSEARCH

有形文化財

南方諏訪神社本殿 ミナミガタスワジンジャホンデン 1棟

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容神社建築
指定年月日平成 29/03/29
時代区分江戸時代
年代1752年(宝暦2)
作者
所在地松本市入山辺7511
寸法・材質・形状梁間1.515m、桁行1.168m、一間社流造、木造、茅葺
概要解説南方神社は建御名方命、手力男命を祭神としており、創建年は長禄年間(1457-1460)と伝えられている。近世以降には白山大権現から戸隠大権現、諏訪神社へと移り変わっている。本殿と幣殿(祝詞殿)と拝殿は一体となっている。本殿内部は、中央に結界を設け、丸柱を半割にした柱を左右に立て、両開き戸とし、手前を外陣、奥を内陣としている。さらに手前を向拝とし、階を設け、周囲に浜縁を配している。現在の本殿の建設に関係する棟札は、宝暦2年(1752)の建替に関するものである。向拝の水引虹梁や頭貫木鼻などの渦や若葉などはこの年代の特徴を示しており、建物の様式と棟札の年代が一致することから、本殿の建築年は江戸中期の宝暦2年(1752)と推定される。向拝付木鼻の獅子2体の裏面には墨書があり、これらの木鼻(獅子・獏)は公儀彫物師として知られる高松頼品の作品であり、明和7年(1770)に付加したことがわかる。
交通案内JR篠ノ井線松本駅から車で15分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

写真をクリックすると拡大画像がご覧いただけます