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天然記念物

東御市羽毛山・加沢産アケボノゾウ化石群 トウミシハケヤマ カザワサンアケボノゾウカセキグン 80点

指定区分・種別県-指定-天然記念物
内容地質・鉱物
指定年月日平成 29/03/16
時代区分時代区分なし
年代前期更新世後期(約130万年前)
作者
所在地東御市八重原2164(東御市北御牧郷土資料館)
寸法・材質・形状第1個体-30歳代のオスの化石 第2個体-30歳代のオスの化石 第5個体-10歳代のオスの化石
概要解説アケボノゾウは、約250万年-100万年前に生息していたゾウで、ゾウ目ステゴドン科に分類されている。肩高が最大で約2メートルという比較的小型でかつ切歯が大きいという特徴がある日本固有の種である。全身の約半数以上の化石が産出され、かつ四肢骨により体高が推定できる状態の全身骨格化石は、これまでに全国で本標本群を含め9個体確認されているに過ぎず、同一地区、同層準から3個体も産出されているのは、本標本群のみである。本標本群は、産出地に分布している羽毛山軽石凝灰岩のフィッション・トラック年代測定法で130万年プラスマイナス3万年となり、産出層準の年代測定が実施されているアケボノゾウ化石の中でも、比較的新しい年代のものとなり、アケボノゾウの進化の過程や個体の特徴などについて比較検討する上で、極めて貴重な化石群である。
交通案内しなの鉄道田中駅・滋野駅から車で約10分、上信越自動車道東部湯の丸ICから車で約20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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