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有形文化財

小林一茶の「花春帖(浅黄空)上・下」 コバヤシイッサノ カシュンチョウ アサギゾラ ジョウ ゲ 2点

指定区分・種別村-指定-有形文化財
内容書跡・典籍・古文書
指定年月日平成 28/03/24
時代区分江戸時代
年代1822年(文政5)以後
作者小林 一茶
所在地上高井郡高山村高井5161-1(一茶ゆかりの里「一茶館」)
寸法・材質・形状高さ15.6cm、幅20.7cm、折本、全41頁(上20頁、下21頁)
概要解説文化期後半から文政期に及ぶ一茶の自選自筆句集。春の529句、俳諧歌4首を収める。明治になって、荻原井泉水によって『花春帖』と名付けられたが、一般には巻頭の発句「元旦や上々吉の浅黄空」から『浅黄空』と呼ばれている。書かれた時期については、文政5年(1822)以後とみられている。文化12年(1815)刊の『迹祭』巻尾の予告によると、春耕には『菫塚』を撰集させることになっていたが、開板されずに終わった。この句帖は、その『菫塚』に入れるものとして一茶が選んで記録しておいたものではないか、との説もある。小林一茶の貴重な資料であり、紫の久保田家が所有していたが、平成26年(2014)6月15日に村に寄贈され、現在は一茶ゆかりの里「一茶館」に保管されている。小林一茶最後の自選句稿とされ、資料としても大変貴重なものである。
交通案内長野電鉄須坂駅から長電バス山田温泉線で約15分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で約20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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