長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 村-指定-有形文化財 |
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内容 | 書跡・典籍・古文書 |
指定年月日 | 平成 28/03/24 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1806年(文化3)-1807年(文化4)頃 |
作者 | 小林 一茶 |
所在地 | 上高井郡高山村高井5161-1(一茶ゆかりの里「一茶館」) |
寸法・材質・形状 | 高さ23.3cm、幅31.1cm、折本、74頁 |
概要解説 | 原本は紫の久保田家が所有していたが、平成26年(2014)6月15日に村に寄贈され、現在は一茶ゆかりの里「一茶館」に保管されている。一茶が父の発病にあい、その臨終、初七日を迎えるまでの出来事を書き綴った日記である。一茶の父が亡くなってから数年後の文化3-4年(1806-1807)頃の作品とみられ、草稿は寛政12年(1800)刊の天地庵我泉の歳旦帳の裏面に書かれている。『父の終焉日記』という名は明治期に束松露香によって名付けられ、大正11年(1922)、露香の校訂本が荻原井泉水によって刊行された。父の遺言、一茶が江戸へ出た事情、遺産相続のことなど、日記の形を取っているが創作も加えてあり、日本の私小説の草分けとも言われ、一茶の作品としては、『七番日記』『おらが春』と並ぶ三大作品の一つと高く評価されている。 |
交通案内 | 長野電鉄須坂駅から長電バス山田温泉線で約15分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で約20分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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