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史跡

平瀬城跡 ヒラセジョウアト 

指定区分・種別市-指定-史跡
内容城跡
指定年月日平成 26/03/05
時代区分時代区分不明
年代
作者
所在地松本市島内9627-イほか
寸法・材質・形状101,183平方メートル
概要解説平瀬城は奈良井川と梓川の合流する附近の、安曇野に面する尾根上に構築された山城で、犀乗沢を隔てて北側の尾根に本城、南側の尾根に南城が築かれ、これら一体で平瀬城とされている。本城の主郭部分が当地域の山城の中でもずば抜けて面積が広く、尾根続きに築かれている連続竪堀は、この地域一帯に見られる特徴的な遺構であるが、その規模や複雑さにおいて他の山城をはるかに上回っている。「信府統記」には、犬甘(犬養・犬飼)氏の一族である平瀬氏の居城であろうと書かれており、「高白斎記」(武田氏史料)には天文20年(1551)10月に武田氏が平瀬城を攻め、204人を討ち取り平瀬氏が滅亡したという記載がある。平瀬城は多くの文献史料に名を残しているため、研究者の間で著名であり、他の山城に比べて広く研究されてきた経過がある。ただし「高白斎記」に記載された平瀬氏滅亡の場所は、平瀬氏の居館である川合鶴宮八幡神社地とする説もある。
交通案内JR篠ノ井線松本駅から車で15分、長野自動車道松本ICから車で15分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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