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天然記念物

四ツ屋のエノキ ヨツヤノエノキ 1本

指定区分・種別町-指定-天然記念物
内容植物
指定年月日平成 25/08/26
時代区分時代区分なし
年代
作者
所在地上水内郡飯綱町牟礼998
寸法・材質・形状樹高約18m、胸高幹囲約2.9m
概要解説飯綱町内では稀なエノキの古木で、四ツ屋一里塚の隣接地、旧北国街道の道端にある。一里塚は街道の目印として一里(約4km)ごとに2基一対で設けられた塚で、江戸幕府により江戸日本橋を起点に慶長9年(1604)ころ整備されたとされ、これとの関連が考えられる樹木である。エノキはアサ科の落葉高木で、「榎」の字が「夏に日影を作る樹」を意味するといわれるように葉がよく茂る樹種で、旅人に木陰をつくり休憩の場をあたえることを目的に、一里塚上や街道の並木として最もよく植えられた樹木として知られる。四ツ屋のエノキは樹齢未詳であるが、こうした歴史的な植樹の名残をとどめるものと思われる。四ツ屋一里塚は完全な形で現存する貴重な一里塚として飯綱町指定史跡となっており、このエノキもまた北国街道の歴史と文化を伝える記念物として貴重である。
交通案内しなの鉄道牟礼駅から車で5分、上信越自動車道信州中野ICから車で20分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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