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有形文化財

宮垣外遺跡土坑64出土品 ミヤガイトイセキドコウ64シュツドヒン 13点

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容考古資料
指定年月日平成 24/06/14
時代区分古墳時代
年代古墳時代中期(5世紀後半)
作者
所在地飯田市上川路1004-1(飯田市考古資料館)
寸法・材質・形状
概要解説宮垣外遺跡は、古墳時代中期(5世紀後半)築造の前方後円墳である溝口の塚古墳の周辺に広がる遺跡で、溝口の塚古墳の南側で大小の円墳等が確認されている。これら円墳のまわりに巡らされた周溝と古墳の周辺から6頭の馬の埋葬が発見され、そのうちSM03と名づけた円墳の周溝内に掘られた土坑64からは、轡、鞍、鐙、杏葉、雲珠など鉄製の馬具が馬とともに出土した。宮垣外遺跡と溝口の塚古墳は、古墳時代中期(5世紀後半)を中心に営まれたひとつの墓域として捉えられ、この時期の地域の支配者が馬の飼育を行い馬匹文化と深く関わっていたことを示す資料として重要である。また大陸から日本に馬匹文化がもたらされた後、本格的に馬の飼育が行われるようになったのは5世紀後半以降とされており、宮垣外遺跡出土の馬具類の存在は、全国的にみて早い段階に飯田地方で馬の飼育がはじまっていたことを示している。 
交通案内JR飯田線時又駅から徒歩20分、中央自動車道飯田ICから車で20分、三遠南信自動車道天龍峡ICから車で10分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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