長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 県-指定-県宝 |
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内容 | 絵画 |
指定年月日 | 平成 27/02/19 |
時代区分 | 室町時代 |
年代 | 室町後期 |
作者 | |
所在地 | 長野市元善町462(淵之坊) |
寸法・材質・形状 | 縦157.0cm、横94.4cm、絹本著色、軸装 |
概要解説 | 本絵伝は、天竺から百済を通り、日本へ伝来した善光寺如来の縁起説話を絵画化した掛幅絵であり、善光寺信仰の布教や絵解きに用いられたものである。中世の善光寺縁起に係る絵伝は現在9点が知られており、そのうちの1点が本絵伝であり、希少性及び重要性を有する資料と言える。第一幅上部の須弥山の画像は、他の善光寺縁起に係る絵伝にはなく、第二幅中央右に網で引き上げられる一光三尊仏の絵相も、他に見られない。第三幅下の善光寺伽藍の景観は、他に例のない独自の構図で表現されている。伝統的な大和絵の作風で描かれる他の善光寺縁起に係る絵伝とは異なり、本絵伝は奈良絵風の画風で新しい息吹を感じさせるもので、文化的、絵画史的な価値を有するものである。 |
交通案内 | JR長野駅から徒歩30分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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