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有形文化財

白山社本殿 ハクサンシャホンデン 1社

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容神社建築
指定年月日平成 23/03/08
時代区分江戸時代
年代1863年(文久3)
作者三代立川和四郎冨重
所在地伊那市西春近670
寸法・材質・形状間口柱間1.53m、一間社流造
概要解説本殿は、覆殿の中に建つ間口柱間1.53メートルの規模の一間社流造の社殿である。棟札写から、1863年(文久3)に三代立川和四郎冨重(内匠正、文化12~明治6)によって建てられた社殿であることが判明した。安政期(1854~60)以降、冨重は棟札に「和四郎冨重」ではなく「内匠正源冨重」と記しており、白山社の棟札写にも「内匠正源冨重」と記されているので、白山社の棟札写は、冨重が記した棟札を神社世話人が書き写したものとみられる。この社殿は、立川流の得意とする題材の彫刻がたくさん付けられている点、彫刻の材が欅でなく桧である点に特色がある。彫刻としては、正面の唐獅子に冨重の作風がよく示されている。また、脇障子に風神雷神の彫刻が用いられているが、風神雷神の題材は、1858年(安政5)に冨重が建てた愛宕神社本殿(飯田市)にも用いられている。
交通案内中央自動車道伊那ICから車で25分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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