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有形文化財

福島家住宅 フクシマケジュウタク 2棟

指定区分・種別市-指定-有形文化財
内容住宅建築
指定年月日平成 18/04/10
時代区分江戸時代
年代江戸後期(19世紀前半)
作者
所在地飯田市本町4-53
寸法・材質・形状主屋-木造、切妻造、妻入 門-棟門 土塀
概要解説福島家住宅は飯田城下町殿町の一画にある飯田藩士の住居で、かつての飯田城下町の武士の住まいの景観をよく留めている。下見板張の土塀と棟門形式の表門を構え、前庭の奥に軒の低い切妻妻入の屋根を持つ主屋がある。主屋の建築年代は19世紀前期と推定されるが、柱の中には釿(ちょうな)を用いて削った「釿はつり」という、18世紀中期以前に遡るような風格をもった柱が10本含まれており、江戸時代中期以前の武士住宅の様子を伺うこともできる。主屋は福島家に伝わる台帳や和田家に伝わる絵図、熊谷家の『家の記』などと類似する間取りであり、諸記録とも一致する。飯田藩で門・塀・主屋が揃って現地に残る唯一の武士住宅遺構である。
交通案内JR飯田線飯田駅から徒歩7分、中央自動車道飯田ICから車で12分

※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。

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