長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 平成 18/10/18 |
時代区分 | 南北朝時代 |
年代 | 南北朝-室町初期 |
作者 | |
所在地 | 飯田市南信濃和田1192 |
寸法・材質・形状 | 縦21.8cm、横17.2cm、桐材 |
概要解説 | 頭部に2本の角を突き出し(先端は欠損)、顔幅は広く、ハの字に下げた眉の下に眼球が飛び出し、口を大きく開け、髪は少し盛り上げて頭頂で分けている。目に金泥、口唇に朱が残る。裏面は上半部のみを深くえぐり、下半部は楕円形の穴により口の奥部と接続する。両側辺には2対の四角な紐穴が穿たれる。本面は、以上の造形からみて、般若面が成立する以前の南北朝時代から室町時代初期の作と推測され、蛇面ともよぶのがふさわしい。したがって、長野県内屈指の古面として貴重である。本面を伝える青龍寺は慶長10年(1605)南信濃和田の龍淵寺の末寺として創建されたと伝えられるが、その歴史は必ずしもあきらかではなく、古寺の存在も否定できない。いずれにしろ、本面は寺院の追儺行事に使われたものと思われる。 |
交通案内 | 信南交通木沢バス停下車徒歩5分、中央自動車道飯田ICから車で70分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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