長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 考古資料 |
指定年月日 | 平成 24/03/26 |
時代区分 | 鎌倉時代 |
年代 | 鎌倉時代 |
作者 | |
所在地 | 松本市波田4417-1(波田公民館) |
寸法・材質・形状 | 瓶子-高さ29.3cm 四耳壷-高さ22cm |
概要解説 | 古瀬戸前期の瓶子、四耳壷ともに、元寺場跡より偶然発見された。愛知県瀬戸市周辺の産で、鎌倉時代に作られたものである。発見時には、両方の壷内に火葬骨が納められていたため骨蔵器として利用されていた。元は酒の容器として祭事に利用されていた可能性が高いと考えられる。全体に灰釉が掛けられ、当時は非常に貴重で、有力者しか所有することができなかった。状態も良く、長野県内では珍しく貴重な文化財といえる。なお、壷内に納められていた火葬骨について、愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所・茂原信生教授に鑑定を依頼した結果、瓶子、四耳壷それぞれの火葬骨は、同じ人物のものではなく、別個体の女性である可能性が高い、とされた。 |
交通案内 | JR篠ノ井線松本駅から車で30分、長野自動車道松本ICから車で20分、アルピコ交通上高地線波田駅から徒歩5分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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