長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 彫刻 |
指定年月日 | 平成 24/02/29 |
時代区分 | 鎌倉時代 |
年代 | 鎌倉-室町時代 |
作者 | |
所在地 | 須坂市井上2618(浄運寺) |
寸法・材質・形状 | 像高65cm、黒漆仕上 |
概要解説 | 釈迦が苦行のあと成道して、肉体をさいなむことの無益を悟って山を降りたときの姿を表現している。一般的には杖をつき、やや前のめりとなるが、この像は杖を持たず、両手を大衣が覆う極めて珍しい姿で貴重な像である。顔は逆三角形となり、頬がこけ、唇はきつく結ぶ(やや前へと出す)。玉眼入りの細い目でやや俯瞰をする。髪際が波うち、大粒の螺髪だが、肉髻部には螺髪がない。手足はやせて細いが、どことなく若々しさが感じられる。伝承によれば、長崎の住人覚成が海中から拾い上げて善光寺へ護持参拝し、仏勅あって善光寺の東三里にある浄運寺へおさめたという。昭和30年(1955)ごろまで数年に一度、大阪から参拝団が訪れていたという。一般公開されていない秘仏。 |
交通案内 | 長野電鉄須坂駅から車で10分、上信越自動車道須坂長野東ICから車で5分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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