長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 市-指定-有形文化財 |
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内容 | 石造文化財 |
指定年月日 | 平成 20/01/23 |
時代区分 | 江戸時代 |
年代 | 1846年(弘化3) |
作者 | |
所在地 | 安曇野市豊科1944-3 |
寸法・材質・形状 | |
概要解説 | 天保10年代から嘉永年間にかけて南安曇地方で「安曇野型」ともいうべき凛とした気品と美術的な格調の高さを特徴とする像容形式の双体道祖神が集中的に造立された。豊科本村区西村の菊花紋入り道祖神はその中でも特に典型的な道祖神である。平安時代の貴族の特徴を現わす引き目と気品漂うふくよかな顔立ち、男神の冠と女神のおすべらし髪、男女の服装などの造形上の処理にすぐれた技量を見ることができる。とりわけ男女神の頭上にある吉祥紋ともいうべき菊花紋は不老長寿、夫婦和合等の信仰内容を象徴している。単十六花弁で他地域では類を見ない大輪の菊花紋は、左右対称の美的なまとまりを見せ、男女神の神々しさを効果的に表現している。 |
交通案内 |
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