長野県の芸術・文化情報センター公益財団法人 八十二文化財団
指定区分・種別 | 県-指定-天然記念物 |
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内容 | 植物 |
指定年月日 | 平成 17/03/28 |
時代区分 | 時代区分なし |
年代 | |
作者 | |
所在地 | 上水内郡飯綱町袖之山521-3 |
寸法・材質・形状 | 樹高約9.0m、幹囲5.1m |
概要解説 | 枝がやわらかく枝垂れる特性をもつサクラはシダレザクラと呼ばれている。とくにエドヒガン(別名アズマヒガン)系統の種では突然変異によって生まれた栽培品種のシダレザクラ(別名イトザクラ)が有名である。花は一重咲きで小さく、花色は淡紅色で、枝垂れる以外の特徴はエドヒガンと同じだが、個体によってさまざまな変異がみられる。たおやかに揺れる優美な姿が愛されて各地へ広まったと考えられ、主に寺や神社などに巨樹名木が多い。「袖之山のシダレザクラ」は袖之山集落の中心にあり、かつては「安養寺の柳桜」と呼ばれた。現在の袖之山コミュニティセンターの場所に本堂があった安養寺(廃寺)が創建されたころ〔宝永2年(1705)〕、その境内に植えられたものであると伝えられている。どっしりと枝垂れた樹形は見事であり、薄紅色のつぼみ、咲き始め、満開の淡い紅色の花といずれの時期も風情があり、長野県を代表する名木の一つである。 |
交通案内 | しなの鉄道牟礼駅から車で15分、上信越自動車道信州中野ICから車で30分 |
※ご注意ください:すべての文化財は見学が可能とは限りません。見学の際は、事前に関連する教育委員会へお問い合わせください。
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